慶三選手のバットのお話(2014年編)
〔2013年11月2日 松山にて撮影〕
2月1日、NPB全球団が一斉にキャンプインしました。
球春到来ですね。
川島慶三選手は、昨年秋に右肩と右肘を痛めていて、その回復途上にあるということで、二軍の西都キャンプからのスタートとなりました。オープン戦出場には間に合わせたい、というご本人のコメントがありました。無理しないで、じっくりと調整を進めてほしいところですね。
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さて、旧ブログにて、木製バットの材質を学ぶ〜という記事を書いたのですが、2013年に見た、慶三選手のバットについて、書いてみます。
日本のプロ野球界で、選手が使用するバットの素材の木は、主に3種類。
①メープル 最も使用する人が多い。硬くて、反撥力があるが、折れやすい。
②アオダモ かつては、日本の球界で最も使用されていたが、現在は採取量が少なく需要に供給が追いつかない。しなやかで、折れにくい。提供されているのは、ひと握りの一流選手。
③ホワイトアッシュ 硬度と粘り強さを兼ね備えている。ただし、表面が剥がれやすく、使い込むのには、不向き。
2013年11月2日の、フリー打撃のときのバット。イニシャルが、Miyadeと読めます。宮出さんモデルのバットですね。選手ごとに、その年のモデルのバットを同じ形で何本か作るそうですが、その中から、他の選手に数本、譲ったりすることもあるそうです。
(一輝さんさも、バファローズ時代に、先輩の下山さんモデルのバットを何本か持っていた。同じメーカーのバットなら、そういうことも、あるのだな、と思いました)
このバットの素材は、メープル。ゼットさんの場合、型番が、14から始まるのがメープル、13がホワイトアッシュ、12がアオダモだそうです。
松山キャンプ、11/4には、ツートンカラーのメープル製バットも見ました。
拡大。
こちらは、自身の「川島慶三」の名前が入っています。漢字の書体が、古風で良いですね。
こうやって、見ていくと一本一本のバットに、それぞれの物語があるのだろうな、と思えて興味深いです。
2013年8月の京セラドーム、試合での打席の写真です。
この日、使用していた白木のバット、目立ちますよね。このバットの素材は、ホワイトアッシュ。
試合では、ホワイトアッシュも、メープルも、併用しているみたいです。
このバット、格好いいですよね。
他にも重さのことや、どんなこだわりがあるかなど、知りたいことが、いろいろあります。実戦に入るとき、バットについても、注目してみては?