140413 関根選手が受けた危険球のこと
まずは、こちらのブログへリンクを貼らせていただきます。
関根大気選手・頑張れ!! - 野 球 好 き - http://blogs.yahoo.co.jp/qwfnb891/12220850.html
私は、このとき、救急車で搬送されたことを、午後4時頃にSNSの情報で知りました。外出中で、携帯電話を見ることもなかったのですが、同行者と書店で離れたとき、ふと関根選手のことを考える瞬間がありました。
思い出したのは、あるグラウンドのバッターボックス。これから生み出されるであろう、たくさんの鮮やかな打球。私がいちばん好きだった選手が、プロ野球の一軍の試合で打席に立つことは、もう叶わないけれど、関根選手の野球人生は、いろんなことが、これから始まるのだ。
才能が開花していくのを、この目で見たい。
そんなことを、考えていた矢先、飛び込んできた情報に、息を飲みました。倒れてから、救急車が来るまで、時間がかかったこと。意識はあるらしいこと。断片的に綴られる、人づての文字を目で追いながら、ただ、ただ、祈りました。
まだ何も始まっていないよ。
どうか、野球選手として、無事な状況であってほしい。
彼がまた、元のようにプレーできるなら、他に何も要らない。
どうか、お願いします。(そんな殊勝な心掛けを普段からしないといけないですね)
ふと思い出したのが、虫の知らせとでもいうようなタイミングで、不思議だったのですが。このとき、自分の気持ちが、よくわかりました。自分が予想していた以上に、関根選手が気になる存在になっていたのだと。
程なくして、横須賀スタジアムのベンチに、彼が戻ってきたという情報が届きました。 安堵したのと同時に、これから、彼のプレーを観に行けるときは、できる限り観に行こう、という強い思いが、わき起こりました。
そして、1週間後の、沖縄。2014年4月13日の試合前、ネクストバッターズサークル付近。始球式の様子を、嶋村一輝コーチと並んで、見ているところ。
1回表の第1打席。
ステップを踏もうとした瞬間。
頭部付近へ投球が当たり、倒れ込みます。どうして関根選手ばかり……と、肝を冷やしましたが、すぐ起き上がって、一塁へ歩き出しました。投手は危険球退場。
トレーナーさんが、すぐに飛んできました。
一輝コーチも心配そうにしています。
ヘルメットのこの辺りに当たって、と説明。
一輝さんは、彼の恐怖をやわらげるような仕草をされてましたね。肩をぽんぽんと叩きながら、話し掛けていました。
真剣勝負のなかで、投手の内角への投球のコントロールが狂うのは、あり得ることだと思います。
でも、1週間の間に、2回も頭部死球を受けた。高卒でプロ入りしたばかりの関根選手にとっては、試練ですよね。打席で、怖かったと思います。
きつい体験をしたのにもかかわらず、次の打席では、謝る捕手に、笑顔で応えていたのが、印象的でした。
この日はノーヒットでしたが、その後、また、イースタンの試合で、打ち続けています。凄い選手になるな、と今回の様子を見ただけでも、感じました。
また、近いうちに、関根選手のプレーを見に行こうと考えています。