140208 武器を身につける IN 名護キャンプ
〔2014年2月8日 名護にて撮影 今季、一軍でコンスタントに投げられますように〕
沖縄のキャンプ見学から、1ヶ月以上が経過し、現在、開幕まで1週間を切りました。
ファイターズ名護キャンプ、紅白戦が行われた日に訪れました。大谷翔平選手と斎藤佑樹選手が先発登板することは、以前から報道されていました。
私は3塁側の紅組ベンチ側にいたのですが、ブルペンの佑ちゃんを近くで見ていて、気合が入っているのが、よく伝わってきました。一球ごとに、球種を言いながら、投げるのですが「シュート」と言って投げた一球に、捕手から「いいボール!」と声が飛んで、佑ちゃん自身も納得したような表情をしていたのが、印象的でした。
試合に入って、右打者の鵜久森選手の打席で、バットをへし折った場面があり「あの球が、シュートなのかな」と何となく、思っていました。あとから、いろんな報道で、今季から「実戦で使うシュートの習得」に取り組みだしたこと、それは「投球スタイルの変化」につながっていることを知りました。
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例えば、同じ日に登板した大谷選手は、常時150キロを超えるストレートなど、力のあるボールを中心に押す投球ができます。
斎藤選手には、それだけ速いストレートはない。では、何を武器にするのか?
その答えが「打者のインコースを厳しくつく投球スタイル」なのだと、理解しました。(下記の二つの記事を、参考にしてください)両方の記事に共通するのは、佑ちゃん自身が「神経をとがらせて、打者のからだギリギリに投げる投球」に抵抗があった~というエピソード。
二宮清純「斎藤佑樹、復活の条件は“キラー”への変身!?」 | SEIJUNプレミアム | 現代スポーツ | 現代ビジネス [講談社]
斎藤佑樹、涼しい顔の裏に変化が。新球シュートと真っ直ぐな“悔しさ”。(1/2) - Number Web : ナンバー
〔スライダーの軌道〕
〔シュートの軌道〕
右打者から見て、外側へ逃げる軌道がスライダー。
右打者から見て、内側へ食い込んでくる軌道がシュート。
佑ちゃんは、もともと良いスライダーを持っていました。
シュートの残像を打者に残して、アウトコースで最後に勝負するなど、
ホームベースの横幅をいっぱいに使った、頭脳的で度胸が必要な投球。
自分のスタイルとして確立できるのか、一軍で結果を残せるのか。
2014年シーズンは、特に注目したいと思います。